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鉄不足とうつ病

鉄欠乏性貧血

WHOは21世紀に最も気をつけるべき疾患の第1番目に、癌や心臓疾患や脳血管障害ではなく、うつ病をあげています。
そして意外に知られていないことですが、10番目に「鉄欠乏性貧血」をあげています。

鉄欠乏性貧血はありふれた疾患ですし、命に関わることも余りないため、軽く考えられがちです。
みゆきクリニックに来られる患者さんたちの多くも、大学病院や総合病院で、
「貧血はないですね、基準値内です」
「このくらいの貧血は大したことないから様子をみましょう」
「少し貧血気味ですが、様子をみましょう」
と言われてきた方がたくさんいらっしゃいます。

しかし、鉄欠乏性貧血は、場合によっては深刻な症状を呈することもあります。
特に、妊娠中の女性、育児中の女性、成長期にある子どもたちにとっては、大問題です。

鉄欠乏性貧血の症状

鉄欠乏性貧血の症状
動悸 だるい 疲れ易い 動くと息切れがする 
集中力の低下 意欲の低下 
うつ症状 イライラしやすい カッとなりやすい 怒りっぽい
風邪をひきやくなる 手足の冷え 
音に過敏になる  頭痛  ボーとする 考えがまとまらない
爪が弱くなる 喉の違和感 舌の違和感
等々・・・多彩な症状を引き起こし、生活の質を低下させます。

 

鉄欠乏性貧血とうつ病

鉄が不足すると、うつ病とよく似た症状を呈する人が言います。
症状だけを見ると区別が出来ません。
発症状況や、血液検査のデータを読み込んで判断する必要があります。


妊娠中の鉄欠乏性貧血

妊娠中はお母さんの身体がどんなに貧血状態にあっても、赤ちゃんに優先的に鉄が供給されます。
妊娠中は、お母さんの身体は更に鉄欠乏状態に陥りやすくなります。
妊娠前から、鉄を充分に蓄えておくことが重要です。
妊娠前にダイエットをしていた人は特に注意が必要です。

出産後の鉄欠乏性貧血

鉄の貯蔵量が少ないと、出産後、起き上がれない程疲れやすく、だるくなります。
そのため、育児がとても負担に感じられ、母子関係を悪化させる原因になります。


現代型の育児ストレスの原因は、鉄不足にある場合が多い


どうしてこんなにだるいのだろう・・・
子どもは可愛いはずなのに、どうしてこんなに育児が億劫なのだろう・・・
些細なことで子どもを𠮟ってしまう
些細なことで激怒してしまう
と悩んでいる方の中には、その原因は鉄不足からきている場合があります。

みゆきクリニックでは、ヘム鉄の服用で治療しています。
比較的容易に改善出来ることも少なくありません。出来るだけ早く御相談下さい。

 

子どもの鉄欠乏性貧血

子供は母親の胎内にいるときに、母親から十分な鉄をもらって生まれてきます。
しかし近年、貯蔵鉄量の少ない女性が増えており、
そのため母親から充分な鉄をもらえないまま生まれてくる子供が増えています。


子どもの鉄不足は発達障害に間違われやすい

子どもに鉄が不足すると、遺伝的には問題がない場合でも、発達にトラブルを起こしてきます。
知能の発達の遅れ 言葉の獲得の遅れ 身体の成長の遅れ 情緒発達の遅れ などの原因になる場合があります。

鉄が足りないだけで、本来の能力を発揮できないまま成長し、発達障害と間違われて診断されてしまうこともあります。

鉄不足が原因で、知能や言語、運動能力に障害が起こっている場合には、
ヘム鉄を服用することで、成長や知能が改善されることがあります。

しかし、治療開始は早ければ早いほど効果がありますので、できるだけ早い時期にご相談下さい。

血液検査

貧血の検査にはモグロビン値の測定が一般的ですが、これだけでは貧血の検査としては充分ではありません。

鉄は体内で、フェリチン、ヘモジデリン、ミオグロビン、ヘモグロビン、血清鉄、等の形で存在しています。
鉄の65%がヘモグロビンに結合していますが、ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っていますので、ヘモグロビンに優先的に鉄が供給されるようになっています。

この為、鉄が不足すると、フェリチン等の貯蔵鉄を下げてもヘモグロビンに鉄を優先的に供給し、ヘモグロビンは正常値、あるいはそれに近い値を保つようになっています。

ヘモグロビンが正常値であっても、フェリチン等の貯蔵鉄が低い場合には、臨床症状として貧血と似たような症状が現れてきます。

またヘモグロビンやフェリチンが正常値であっても、よく運動する人や、妊娠中、出産後、成長過程にある子どもさん等では、貧血と同じ症状が現れることがあります。

みゆきクリニックでは、希望される方には、フェリチンの測定を行っています。

鉄欠乏性貧血の治療

毎日の生活の質を向上させ、育児を苦痛なものではなく楽しいものにし、仕事や勉強の能率を向上させる為にも、積極的に改善したい疾患です。

みゆきクリニックでは、信頼出来る医療用のヘム鉄を採用しています。
これは残念ながら健康保険の適応にはなりませんので、実費を御負担頂きます。


鉄はリスクもあるので性質に注意 

みリニゆきクックでは、ヘム鉄だけの医療用のものをお勧めしています。
医療用ヘム鉄は、蛋白質に包まれており、吸収も良く、体内でフェントン反応を起こさず、
安全に服用することが出来ます。

無機鉄のリスク
一般に、市販されている鉄剤の多くは無機鉄ですので、非常に吸収が悪く、吐き気等の副作用も高率に出現します。
また体内でフェントン反応を起こし、フリーラジカルを発生させる恐れがあります。

市販のヘム鉄の中に、ヘム鉄が全く含まれておらず、無機鉄しか入っていなかった、という報道がありました。
大手のサプリメントメーカーのものでしたが、市販のヘム鉄の殆どが、ヘム鉄という名前で売られてはいますが、実際の中身は無機鉄が中心で、ヘム鉄はごく少量しか含まれていません。

キレート鉄のリスク
また、ネットでキレート鉄を買う方が増えていますが、キレートは過剰な鉄吸収を招きやすく、鉄過剰を引き起こします。鉄過剰は、鉄不足より、危険です。
鉄はリスクもあるので、品質をよく確かめる必要があります。

みリニゆきクックでは、医療用の純粋なヘム鉄をお勧めしています。

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