メニュー

ある患者さんと精神科教授

[2016.02.27]
みゆきクリニックへ通院されているJさんは、子どものころから父親がとても厳しく
父との関係に悩んでいました。
大学進学を機に実家を離れ、父とは距離を置いていました。

そんなJさんが就職して異動になった先に、父親にそっくりの威圧的な上司がいました。
毎日上司に怒られているうちに、会社へ行こうとすると吐き気がして、憂うつになるようになり、
みゆきクリニックへ来られました。

Jさんのような方の問題解決には、どうしたら良いでしょうか?
職場を異動してもらって、苦手な上司と離れれば良いのでしょうか?
それも目先の解決法としては良いですね。

しかし、威圧的な上司はどこにでもいるので、その度に異動していたのでは大変です。
本質的な解決は、カウンセリングで心の中の父親との関係を、整理しなおすことです。

Jさんは休職していましたが、会社へ行かなければ、何の症状もなく、
問題もなく、ハッピーに過ごされていましたので、、薬は必要ないと判断し、
薬は出さずに、カウンセリング中心の治療を始めました。

休職中のJさんに、ある時、会社の産業医の面談がありました。
会社の産業医は、ある大学の精神科の教授です。
精神科教授は、こう言ったそうです。

「みゆきクリニックから、薬が出ていない?
会社を休んでいる患者に薬を出さないなんて、とんでもない医者だ。
そういう医者は信用できない、病院を変わりなさい。私の知り合いの診療所を紹介するから」

会社を休職 イコール 薬の治療
と、その教授は短絡的に考えているようです。

Jさんのような人に薬が必要ではないことも、薬はかえって害を及ぼすことがあることも
少し考えれば分かることだと思うのですが、
休職中の人の治療 イコール 薬 
と硬直的に考えている医師は、残念ながら非常に多いのです。
しかしそれが医科大学の教授となると、そのような教授に指導を受ける若い医師や医学生は、
果たしてどうなるのでしょう・・・?

日本の将来が心配です・・・。





-----
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME