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どうやって病名をつけるのでしょう 10

[2010.11.05]

摂食障害は通常は中高生の頃に発症する少女の病気で、

子どもの頃の母親や母親代理との関係が葛藤的な場合に

摂食障害がおこってくることがあると考えられています。


この点については、母親に問題があると言っているとの誤解を招きやすいので、

別のところで改めてお書きすることにしますが、まずは、

決して母親に原因があるとか、母親に問題があると言う意味ではないことに

留意しておいて下さい。


その摂食障害ですが、ここ数年の間に、大人になってから、

30歳を過ぎて発症する摂食障害が非常に増えてきていることに気がついていました。

発生発達論的に考えて、これは大きな矛盾を呈しています。

専門的になり過ぎるので詳細は省きますが、

中高生の病気が、大人の女性に起こると言うことは、発達論的に考えて、矛盾なのです。


思春期が遷延化して、30歳になっても思春期・・・?

いやいや、そういうこともありうるかも知れないけれども

全ての大人の摂食障害を思春期心性で説明することは無理がある。

では、何故・・・?

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