グルテンフリー
[2019.02.01]小麦粉を食べると具合の悪くなる人がいます。
そういう人は、小麦粉を食べる量を減らすことで、改善する場合があります。
いつも だるい 眠い と訴える、小麦粉に過敏性のある、みゆきクリニックに通院されているある患者さん。
食事の重要性を説明し、小麦粉を減らす工夫するよう指導しました。
小麦粉はかなり頑張って減らしている、と患者さんは言っていました。
しかし、なかなか改善しない。
何故だろう・・・と不思議に思いながら 「昨日の夜は何を食べましたか?」 と聞いたところ
「パスタです」 とのお答え・・・・。
「え・・・? パスタですか?」
「はい、週のうち半分はパスタを食べています。」
「あのー・・・小麦粉、減らすよう、話しましたね?」
「え、パスタって、小麦粉なんですか・・・」
「・・・・・」
他にも、このところ症状の悪化していた患者さん、悪くなる要因がないにも関わらず、
悪化していくので、不思議に思い、確認したところ、
「小麦粉は食べてません、パンは全然食べなくなりました」 とおっしゃる。
そこで、この1週間、何を食べたか具体的に聞いてみると
「昨夜は焼きそばを食べました」 とのお答え。
「焼きそばですか・・・? 麺類はよく食べるの???」
「はい、週のうち3-4回は麺類です。うどんもよく食べます」
と、堂々とおっしゃる。
「麺類は小麦粉ですよ」 と伝えると
「え、焼きそばもうどんも小麦粉なんですか?えええ??」
グルテンに過敏性を示す患者さんに食事指導をする時は、「小麦粉を減らしましょう」 ではなく
より具体的な指示が必要ということを教えて頂きました。
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