大人に聞かせたい
お母さんに連れられて、みゆきクリニックを訪れた
発達障害で行動障害を起こしている男の子。
かなりの量のお菓子を食べていることが分かり
砂糖の取り過ぎのリスクを説明しました。
その帰り道、お母さんと一緒にコンビニに寄ったそうです。
彼はコンビニの棚の前で呆然と立ち尽くし
「買えるものがない」
とつぶやいたとか・・・。
素晴らしい!
1回の説明で、ここまで理解出来る人は、大人でも滅多にいません。
みゆきクリニックにずっと通っていても
お菓子を食べると幸せな気分になるから、身体に良いはず と思い込んでいる大人は少なくないです。
糖質の取り過ぎから、無気力や集中力低下や行動障害を起こしている場合には、
やはりお菓子を制限する必要があります。
お菓子をやめるだけで改善するのだから、リーズナブルな改善法です。
しかしなかなか出来ない大人が多いです。
「お菓子は私のストレス解消なので、やめることは出来ません!」 と宣言する人も少なくないです。
小学生の子供にとって、お菓子をやめることは簡単なことではないはずなのですが、
子供の方が真剣に糖質制限に取り組んでくれることが多いような印象があります。
行動障害を起こしている子供達は、問題児扱いされて、心の中ではとても悩んでいるのです。
このままの自分ではいけない、何とかしたい、と思っているので
頑張ってお菓子を我慢するのですね。
大人に聞かせたい・・・。
そうそう
コンビニでは菓子パン等が目立つところにおいてありますが、
魚や肉もちゃんと奥の方に置いてあるから、そういうものを買うようにしてね。
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