メニュー

発達障害(1)自閉スペクトラム症に薬は必要か

[2015.12.06]

発達障害 自閉スペクトラム症

発達障害・自閉スペクトラム症の子供さんが増えています。

ADHDの薬物治療

ADHDのお子さんは、じっとしていることが出来ず、本人も周囲も困っていることが多く
多動を落ち着かせる為に覚せい剤に似た作用のある薬を処方する場合があります。

中には、薬によって多動が改善するお子さんもいます。

しかし、発達途上にある子どもの脳に、覚醒作用のある薬剤を飲ませ続けることが、
果たしてその子の今後の人生にどんな影響を及ぼすのか、そのリスクを本気で考えて処方しているのでしょうか?

20歳まで飲酒を禁じているのは、発達途上の子供の脳に、アルコールが深刻な影響を及ぼすからで、
にも関わらず覚醒剤のような薬を推奨するという大きな矛盾を、どう考えているのでしょうか?

みゆきクリニックの子どもの治療

みゆきクリニックでは、決して、覚醒作用のある薬は処方しません。
この薬を処方してほしい方は、みゆきクリニックには向いていません。
大人にも処方しませんが、子どもにはなおのこと、処方しません。

みゆきクリニックでは、ビタミンB群やミネラルを中心としたサプリメントを使っています。
サプリメント治療は、発達障害のある子どもさんの落ち着きのなさの改善にも、効果が期待できます。

サプリメントの適応は、2歳くらいから服用が可能です。
多動の子どもが、落ち着いた状態で毎日を過ごすことが出来るようになり、学校や家庭での問題が小さくなることが期待できます。

サプリメントは健康保険が使えませんので実費になります。
しかし、覚醒剤の様な薬を飲ませることと、多少費用がかかっても安心して子どもにも飲ませられるサプリメントを飲ませることと、
どちらがその子の人生、今後数十年に渡って続いていくその子の生涯の役に立つか、答えは明らかでしょう。

薬を使わない発達障害の治療 

決して、サプリメントを飲めば発達障害が治ると言っている訳ではありません。

ビタミンやミネラルの不足からくる症状は、発達障害と間違えやすいので、
発達障害ではないのに、発達障害と言われてしまうことがあります。

ビタミンやミネラル不足から行動障害を起こしている場合には、不足しているもの、
つまり、ビタミンやミネラルを補充することが、必要となります。

また、発達障害のある子供さんは落ち着きが無く、人の話を聞くことが苦手ですので、
治療に乗りにくいという側面がありますので、ここを改善します。

癇癪を減らし、集中力や記憶力を改善することは、サプリメントである程度可能です。
落ち着いて人の話を聞き、勉強に集中出来るようになることで、家庭や学校での適応が良くなれば、
人間関係の構築に向けたトレーニングやカウンセリングに導入しやすくなります。
治療の可能性が広がるのです。

大人の発達障害の治療も同じ

大人になってから自閉症スペクトラムと診断された方の治療も、同様のアプローチで行っています。

サプリメントの服用とカウンセリングの併用は、
発達障害・自閉スペクトラム症、パーソナリテイ障害、難治性うつ病等、薬での治療だけでは改善の難しい方々の、治療可能性を高めると考えています。

自己判断でのサプリメントの購入は慎重に

ビタミンやミネラルならネットや市販品で安いものがあるから、それで充分、とお考えの方もいらっしゃると思いますが、
防腐剤や味を良くするための砂糖や、有害なミネラルは入っていないか、
正確に自分で判断して購入出来る人は、まずいないでしょう。

何よりも、どの栄養素を選ぶべきか、至適量(その人に合った量)はどの位か、
専門の学問があるくらい、実は判断が難しいのです。

安易に自己判断でサプリメントを飲むことには、弊害もあることを知っておきましょう。





 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME