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精神保健指定医の不正について

[2015.04.17]

聖マリアンナ医大の精神保健指定医の資格取得に際して、

不正があったという報道がなされていますね。

某テレビ局から417日のニュース生放送で、

この件に関してコメントをしてほしいという依頼を頂いたのですが、

あいにくニュースの放送時間帯と、みゆきクリニックの診療時間帯とが重なっていて

テレビニュースのコメントはお引き受けすることが出来ませんでした。

 

小保方さんがSTAP細胞に関する記者会見を開いた時も、
某テレビ局のニュースで、
会見内容について
コメントしてほしいと依頼があったのですが

この時も都合が合わず、お引き受け出来ませんでした。

 

どうしてこのような不正が起こるのでしょうか。

精神保健指定医の資格を取得する為の条件は、簡単ではないけれども

医師であれば少し努力をすればクリア出来る範囲のもので、少なくとも、

この位のハードルは越えてくれなければ困るな、という程度のものです。

 

このような不正が起こった背景を詳しく知りたいと思います。

教室の雰囲気はどうだったのでしょう。

不正が常態化していたということですが、

そのことの異常さを誰も指摘しなかったのでしょうか。

このような不正は決して許されないことですが、

不正なことを正そうとする人がいなかった、

不正が常態化する様な雰囲気を作り上げていたことは、より深刻な問題です。

 

自分の属する組織が嘘や不正を常態化させていたとしたら、

嘘をつくことに疑問を感じないまま、それに倣ってしまう

不正は、バレなければ良い

手段を選ばず、要領よく簡単に早道を行く方が 得だし、勝ち組

という思いが心のどこかに住み着いてしまっていないか・・・?

 

人は、先輩や師の仕事、先達の仕事を真似しながら学習し

自分の属する組織の方針に倣って

やがて独自の道を見つけていくものです。

どんなベテランもプロフェッショナルも、最初は模倣から入るのです。

 

模倣するに値するだけの大人が身近にいることは、

若者や子供たちにとって、大切な心の栄養素のようなもので、

それを心の鏡として、成長していくのです。

 

嘘をつかず、不正を行わず、自分をごまかさずに生きる、

そのように仕事をする、そのように人と接する

自分の心に問いかけ、慢心や不正がないか自分で自分をジャッジする

決して簡単なことではないけれど、簡単ではない道を進むには

それにふさわしいモデルが必要なのです。

 

以前、故ラモン・ガンツアレインが次のように語って励ましてくれたことがあります。

「ゆっくり歩む人は、より遠くへ行くことが出来る」

 

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