メニュー

精神分析的精神療法 と 分子整合医学 7

[2010.11.11]

アメリカでは既に、認知行動療法ではパーソナリテイの改善には充分ではないと言う

データが発表されてきています。

アメリカで下火になり始めた頃に日本での流行が始まったのですから、皮肉なものです。


精神分析的精神療法は、ひとりの精神分析医が治療を引き受けられる患者さんの数に限りがあり、

患者数が少ないために、数では他の治療法に比べて大きく水をあけられてしまう為に、

統計に基づくデータを出しにくい、という事情があります。


現代の医療は、EBM エビデンス・ベイスド・メディスン 根拠に基づく医学 が主流になっています。

数による評価、統計的に見て一定の効果が確認できた医療のことです。

一定以上の数の患者さんに試みて、一定以上の効果が認められた医療を良しとして

患者さんに提供しようというものです。

つまり、多数決の論理です。

これは一見、安心で良い医療が提供されることを期待させますが、問題もあります。

-----
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME