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オーソモレキュラー療法&エビデンス

[2020.05.05]

 オーソモレキュラー療法

2008年にオーソモレキュラー療法と出会ってからは、薬を少し使いながら、

精神力動的なカウンセリングにオーソモレキュラー療法を平行して行うようにしたところ、

これらの治療を受けた患者さんたちが見違えるほど良くなり、

その治療効果の高さに、やってみて、私自身がとても驚きました。

 今まで私がやっていたことは何だったんだ!

とさえ、思いました。

 

オーソモレキュラー療法は幅広い効果が期待出来ます

オーソモレキュラー療法は鬱や不安等の精神疾患に効果があるだけではなく、

癌や認知症・感染症の予防にも効果があります。

細胞のバランスを整える治療ですので、言わば、どんな問題にも対応が期待出来るのです。

 

エビデンスって何?

サプリメントは健康保険が使えません。
これには様々な理由が考えられますが、保険適応するためには、二重盲検法等で有効性を証明し、
エビデンスを明確にする必要がありますが、これには相当な費用がかかります。

 

製薬メーカーは新薬を開発した際に、臨床試験やエビデンス取得に潤沢な費用をかけることが出来ます。
新薬開発に伴う費用や、エビデンスの取得にかなりの費用をかけても、特許を取得出来れば、充分に利益を出せるからです。

 

サプリメントは栄養素ですので、エビデンスが証明されても特許が取れません。

サプリメントの有効性を証明するのに、莫大な費用をかけてエビデンスを集積しても、特許が取れなければ費用を回収することが出来ず、費用倒れになってしまうのです。

エビデンスが明らかでなければ健康保険の適応になりませんので、

サプリメント治療が健康保険の適応になりる可能性は低いのです。

 

エビデンスがないので、医師の中にも、オーソモレキュラー療法を

「信用出来ない」「ガセだ」と切り捨ててしまう人もいます。

 

保険が使えない = エビデンスがない =信用出来ないと切り捨ててしまうと

大切なことを見逃してしまう、ソンをするのはその人自身、ということになります。

 

しかし、

エビデンスは無いけれど、効果があるとするデータは集積されています。

 

エビデンスとデータ、どう違うのかって?

例えば、あなたが何者であるか、証明しようとします。

 

あなたの御両親や親類縁者やあなたのDNAを調べ、家系を調べ、

間違いなく○○家の人である動かぬ証拠をそろえることをエビデンスとするなら

 

ああ、あの子は○○家の人だよ

と言う人が100人いたら、まあ信用して良いだろう、というのがデータです。

 

エビデンスは費用がかかります。

しかしエビデンスは、51パーセント確かであれば、OKとします。

逆に言えば、49%に効かなくてもOKなのです。

また、どう証拠を集めるか、という手法によって、結果も左右されます。

エビデンス信仰にも、落とし穴はあります。

 

データは、ごまかしやすいので、嘘をつく人がいたら、信頼性は揺らぎます。

 

臨床家に必要なのは、エビデンスもデータも尊重しつつ

充分に学んだ上で、コレだ、と信じることを実践する、でしょうか。

 

 

 

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