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多剤併用療法(1)必要のない場合も多い

[2015.12.19]

多剤併用療法とは?

他の医療機関へ通院されていた方で、みゆきクリニックへ転院されていらした患者さんの処方箋を見て、
余りの薬の多さに唖然とさせられることが少なくありません。

やむを得ず多剤併用療法を余儀なくされる病態もあり、あながち否定するものではありませんが、
多剤併用療法の必要の無い患者さんにまで大量の薬が処方されているケースがあり、問題です。

大量の薬を処方されて、ロレツも回らず、フラフラになり、表情もなくボーとして、
日常生活にも支障をきたす程の状態で転院されて来ます。

おそらく患者さんが来院の度に「不安だ」「やる気が出ない」「夜何度も目が覚める」と訴えるので、
医師はそのたびに薬を増やしていって、次第に多剤併用になっていったのでしょう。

 

患者さんが症状を訴える度に薬を増やしている?

医師も一所懸命患者さんに良くなって頂きたいとしていることであり、決して悪気があってしているのではないことは分ります。
しかし、患者さんが症状を訴えるたびに薬を増やしていると、その必要がないにも関わらず、多剤併用になりやすいのです。

患者さんにとっては、お医者さんが出してくれた薬なのだから、これで良くなるはずと、
効果を期待して、良くなりたい一心で、飲み続けるのでしょう。
しかし、症状が改善しないまま、生産性も低下し、活動性も乏しく、ボーとして一日中を過ごす・・・
果たしてそれが適切な医療と言えるでしょうか・・・?

みゆきクリニックの減薬

みゆきクリニックでは、多剤併用療法をしていた患者さんには、
医療用サプリメントを併用して頂きながら、1~2年かけてゆっくり薬を減らしていきます。

薬を減らすだけで改善する場合も多い

薬を減らしていくに従い、無表情だった患者さんに表情が戻ってきて、徐々に自然な笑顔を取り戻していく様子を見るにつけ、人としてごく普通の、当たり前の日常を送って頂きたいと、願わずにはいられません。医療がそれを妨げるようなことは、あってはなりません。

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