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市販のサプリメントについて

[2021.06.13]

食べるだけでは、栄養素が足りない、ということが広く認知されるようになり、
市販のサプリメントを飲んでいる方も増えてきました。

みゆきクリニックにお越しの方の中にも、市販のサプリメントを飲んでいると言う方がいます。

しかし・・・
血液検査をしてみると、肝機能障害を起こしていたり・・・
不自然にフェリチンが高くなっていたり・・・
トラブルは少なくありません。

肝機能障害があると、肝機能の回復を待たないと、他の病気の治療を始められない場合があります。

フェリチンだけが高くても、鉄を利用できない状態では、鉄欠乏による症状が改善出来ません。

キレート鉄という、フェリチンを高くするサプリメントを推奨している医師もいるようで、
キレート鉄がネットで爆売れしていているようですが、キレート鉄は、
フェリチン異常高値を示し、しかし鉄不足の症状が一向に改善しない場合が多く、注意が必要です。

フェリチン異常高値では、フェリチンの自然低下を待たないと、本来の鉄不足の治療を始められません。

鉄を含むプロテインを飲んでいた方の中に、フェリチンが異常高値になった方もいましたが、
プロテインの中にキレート鉄が入っていたのかも知れません。

純粋なヘム鉄だけでしたら、フェリチン異常高値になることは、ありません。
しかし残念なことに、純粋なヘム鉄は殆ど市販されていません。
価格が高いので、市販しても、売れないのです。

プロテインの中には、人工甘味料や防腐剤がかなり入っているものも多いです。
一流メーカーのものと言えども、人工甘味料が多いのが現状です。

甘くて飲みやすくしないと、売れないので、様々な味付けがしてありますが
その味付けが良くないのです。

人工甘味料は腸内細菌叢を乱して、免疫を低下させます。

糖質ゼロ・ゼロカロリーは、砂糖より、尚、悪いのです。
ゼロの誘惑に惑わされないで下さい。

有名メーカーだから、よく売れているから、とよく調べもせずに安易に買うことは、お勧め出来ません。

プロテインを買う時は、よくよく、裏面表記を見て、余計なものの入っていないものを選んで下さい。

消費者が賢くなる必要があります。

このブログを読んで、市販のサプリメントを買って飲むようにしている、と言う方もいますが、
サプリメントは飲みさえすれば良いというものではありません。
至適量の容量・組み合わせ、活性型ではなく前駆体のもの、等、様々な注意が必要です。

自己判断で市販のものを買う場合には、十分な注意が必要です。

 

 

 

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