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オーソモレキュラー療法(5)現代の脚気&栄養不良

[2015.12.11]

現代型の脚気

若い人やお年寄りの中に、菓子パンやインスタント食品ばかり食べているという方が増えています。

忙しいから、あるいは調理が面倒だからと、インスタント食品や菓子パンで簡単に食事を済ませてしまい、更にストレス解消にと甘い菓子や甘い飲み物を日常的に食べていると、栄養失調に陥ります。

簡単な食事と鬱&栄養不良

インスタント食品や菓子パンには、人が健康に生きていく上で欠かせない蛋白質やビタミン・ミネラルが含まれていません。
ただでさえ貧食の為に必要な栄養素が足りていない上に、
糖質や添加物の代謝にビタミンB群や亜鉛などのミネラルが消費されますので、
益々栄養不良に拍車がかかると言う悪循環に陥りやすくなります。

若い人に多いと言われている「新型うつ病」「現代型うつ病」の原因の多くは、ここにあります。
新型うつ病・現代型うつ病は、うつ病ではなく、栄養不良と言い換えても良いでしょう。

食費を削ろうとして、あるいは調理が面倒だから、歯が悪いから、等々の理由で菓子パンやインスタント食品ばかりを食べていると、本当におかしな行動をとってしまうことがあります。

栄養不良は行動障害を起こす場合がある

キレやすくなったり、自傷行為をしたり、人のものを盗んだり、といった行動の背後に、
栄養不良が隠れている場合もあります。

認知症と思われていたお年寄りの原因が、実は認知症なのではなく
菓子パンやインスタント食品ばかりを食べていたことによる栄養不良である場合もありました。

お年寄りは症状だけを見ると、栄養不良も認知症もうつ病も似たような症状を呈します。
忘れっぽい ボケたようだ イライラしやすい といった症状として現れてきます。
栄養不良から認知症のような状態になっているお年寄りは、案外多いかもしれません。

若い人の新型うつ病や、お取り寄りの栄養不良は、食事の改善が第一ですが
症状の改善には、積極的に栄養素を補うことが有効な場合も多くあります。

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