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オーソモレキュラー療法(3)現代人の栄養不良

[2015.12.13]

栄養不良は食べていても起こる 

サプリメントを使った治療、分子整合医学オーソモレキュラー療法を学ぶようになり、患者さんの栄養状態に注目するようになってみると、多くの患者さん、特に若い人はかなりの栄養障害であることが分ります。

新型うつ病・現代型うつ病と栄養不良

みゆきクリニックには、無気力状態になって、会社や学校に適応しにくくなり、お困りになられた方が沢山来院されて来ます。
これは世間一般で治療困難だと言われている、新型うつ病と言われる方々です。
彼らの殆どは、うつ病ではなく、栄養不良状態です。

テレビや新聞で、最近は新型うつ病や非定型うつ病と呼ばれる若い人が増えており、薬が効きにくく、有効な治療法がない、と取り上げられているのをご覧になられた方も沢山いらっしゃることと思いますが、うつ病として治療しようとするとうまくいかないことも多いのですが、見方を変えれば充分に改善可能です。

新型うつ病・現代型うつ病は、存在しない?

新型うつ病・現代型うつ病と言われる人たちは、無気力や集中困難等の、うつ病の患者さんとよく似た症状を訴えます。診断基準で診断したら、うつ病と診断されてしまいます。

新型うつ病・現代型うつ病は、うつ病なのではなく、栄養障害から来る神経症状である場合が多いのです。

新型うつ病・現代型うつ病・非定型うつ病の改善法

無気力の原因が栄養障害にある新型うつ病・現代型うつ病の場合、治療は、食事を改善し、不足している栄養素をサプリメントで積極的に補うことです。

薬は殆ど効果が無く、時に悪化することもありますので、注意が必要です。
栄養障害から起こっているうつ症状ですので、抗うつ薬が効かないのはむしろ当然です。
栄養障害の状態にある若い患者さんに、「新型うつ病」として抗うつ薬を処方すると、時にだるさ等の症状は悪化することもあります。

正しく食べていても、栄養障害が起こる場合がある

「あなたの病気は栄養障害からくるものですよ」と説明すると、患者さんによっては、食事を改善して、自力で頑張って治しますと言います。
食事の改善は言うまでもなく基本的なこととして行って頂きたいことですが、残念ながら無気力状態にまで陥っている栄養障害を、食事だけで回復させることは非常に困難です。
治療にはサプリメントを積極的に使う必要があります。

新型うつ病はうつ病と名付けたことが間違い

新型うつ病・現代型うつ病と言う病名を付けたのは日本の一部の医学者です。
「うつ病」と名付けてしまったことが、混乱に拍車をかけているのではないでしょうか。

私は「新型うつ病」などというものは存在しない、若い人の無気力状態の原因の多くは栄養障害にあり、これを治療することで改善可能、と考えています。

 

新型うつ病・現代型うつ病のみゆきクリニックでの治療方針

実際に、みゆきクリニックの治療を受けた、新型うつ病・現代型うつ病の患者さんたちの多くは、食事指導とサプリメントの服用で見違えるほど改善され、短期間の休職で仕事に復帰されていきます。これらの臨床上の経験から、これはほぼ間違いのない考え方だろうと思っています。


治療はオーソモレキュラー療法を行っている医療機関へ

皆さんがこの記事をお読みになられて、そうか、自分のやる気の無さは、栄養障害が関係しているのかも知れない、と思われて、近くの医療機関を訪れ、栄養障害から無気力に陥っているのかも知れないから調べてほしい、と言う話をされても、この話は通じませんのでご注意下さい。
オーソモレキュラー療法は新しい医学で、多くの医師はまだその知識がありません。
オーソモレキュラー療法を行っている医療機関を受診して下さい。もちろん、
みゆきクリニックは、オーソモレキュラー療法を行っています。

 

新型うつ病をきちんと治療して仕事に戻ろう

新型うつ病は、サプリメントで改善可能です。
若い新型うつ病の方達が、必要が無いのにうつ病の薬を服用し、なかなか改善しないまま会社や学校に適応できずに苦しんでいるとしたら・・・本当に憂慮すべき大問題です。


新型うつ病だけではない治療のミスマッチ

診断と治療のミスマッチは、新型うつ病・現代型うつ病だけではありません。
他の医療機関で「パニック障害」と診断されて、長いこと薬を飲んできた患者さんの中に、みゆきクリニックでよくよく話を聞いてみたところ、「パニック障害」ではなく「低血糖発作」だった、ということも少なくありません。

社会不安障害と診断されていた患者さんの中に、実は鉄欠乏性の貧血だった、ということもありました。(全ての社会不安障害にあてはまる訳ではありません)
社会不安障害の治療は一般的には薬の服用です。
しかし、原因が低血糖や鉄欠乏性貧血にある場合は、低血糖や鉄欠乏性貧血の治療を行います。


薬が必要な場合

本当にうつ病や、パニック障害・社会不安障害、その他の精神疾患であると判断された場合には、やはりお薬が有効ですので、薬の服用をお勧めします。


薬とオーソモレキュラー療法の併用

精神疾患の方々が同時にサプリメントを服用されますと、薬の服用量を減らすことが出来ます。
余りお薬を増やしたくない方、薬を減らしたい方は、ご相談下さい。

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