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A氏 6

[2011.02.14]

自分が担当することになった患者さんは、職業、階級、貧富の差、等々に関わらず、

対等に接するべきであると言う医師としての姿勢を、私は父から学んだ気がします。


子供の頃、往診に出かける父に付いていくことが大好きでしたが、

医学部に入り、医師となって、改めて、

幼稚園の頃、父の後をついて往診に行ったことから無言のうちに学んだことの方が、

医学部で6年間学んだことより、はるかに大きかったことに気が付きました。


そのことを、A氏は思い出させてくれました。


医師一族の子弟はまた医師になることに、何かと批判されることも多い様ですが、

親族から無言のうちに医師としての姿勢を示されることの意義は、

推し量ることの出来ない価値があるのではないでしょうか。

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