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メーガン妃・黒い肌っていけないの?

[2021.03.13]

メーガン妃の、生まれた子どもの肌の色を巡って、自殺まで考えた と言う報道。

肌の色を話題にされ傷ついた、と言うメーガン妃に
黒人のインタビュアーが、顔を歪めて「What ?何ですって?」
怒りを露わにする様子が、何度も放映されましたが、
この報道の大きな矛盾を、誰も指摘しないことに違和感を感じているのは、私だけでしょうか。

「肌の色が黒いことを話題にされた」
「何ですって?」

これって、黒人自らが、肌の色は白い方が良い、優れている、
という価値観に同調していることの現れではないでしょうか。

黒人自身が、白い肌が優勢で、黒い肌は劣っている、と思っているということに、なりはしませんか。

アフリカ系の祖母を持って生まれた子供が、色が濃くなるのは、当たり前過ぎるほど自然なことで、
それを話題にされることに傷ついたり、怒りを露わにするとしたら、
彼らの民族アイデンティティは、どこに行ってしまったのでしょう。


肌の色が黒い人もいれば、黄色い人も、白い人もいる、
何が優れているとか、優位である、ということではなく、
ただ、黒い人もいれば、白い人も、黄色い人もいる、それだけのこと。

黒人自身が、肌の色の同調圧力に同調するのは、いかにも残念な気がします。
黒い肌の色を美しいと思っている人も多いことでしょう。
黒人のパートナーを持つ方も多いことと思いますが、彼らはとても傷ついたのではないでしょうか。

肌の色を話題にされた時、そこにもしかしたら悪意があったかも知れないけど
「肌の色を話題にされましたが、私は祖母のルーツに誇りを持っています」
くらいのことが言えたらなあ。

そうしたら、どれほど多くのの黒人が、胸のすく思いをしたことでしょう。

肌の黒い子が生まれたら
「あら、色が濃いわね。ヴィタミンDの合成に気をつけなくちゃ」

肌の白い子が生まれたら
「鉄は大丈夫かしら」 とか、

その個性をそのまま受け入れて、もし弱点があるなら、それを補ってあげられると、良いですよね。

最近は海外に行けなくなりましたが、毎年、ヨーロッパに行っていました。
あちらで、毎日、背の高い、手足の長い人たちを見ていると、
ふと、ショーウインドウに映る自分の姿に、え? あのオバサンだれ?
と思うことがあります。

紛れもない日本人である自分自身なのですが、ショーウインドウに映った自分の姿に一瞬傷つく、
いつの間にか、ヨーロッパ的価値観に、毒されているのですね。

日本人は胴長短足である、という事実に傷つくのではなく、
その方が腸内環境に有利だぞ、くらいに受けとめることも、民族アイデンティティのひとつではないでしょうか。

昔、色の黒かった頃のマイケル・ジャクソンの愛らしかったこと!
記憶に残っている方も多いでしょう。
何故か白くなってしまったけれど、
多くの人は、黒かったマイケル・ジャクソンが、好きだだったのではないでしょうか。

 

 

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