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院長のコラム

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D氏 1 (2011.02.19更新)
D氏は、某国の大使まで務めた、今では何かと風当たりの強い官僚の、エリートでした。 官僚を定年退官した後、幾つかの企業の顧問を経て、(今で言う悪評高い天下りの渡りでしょうか) 悠々自適の生活を送るは… ▼続きを読む

C子さん 2 (2011.02.18更新)
えっ、C子さんがいない!? 外には出られないはずなのに・・・? そして・・・更に信じられない光景を見たのです。 何と、C子さんは保護室の天井に、ヤモリのようにへばりついていたのです!。 … ▼続きを読む

C子さん1 (2011.02.17更新)
忘れられない患者さんと言えば、もう一人、当時40代後半だったC子さんがいます。 彼女は重症の躁鬱病で、精神病院に入院してきましたが、 余りに症状が激しいので、やむを得ず、保護室へ入れることにしまし… ▼続きを読む

A氏 8 (2011.02.16更新)
それにしても、膝関節上からの両足義足を、妻にも分からないほど自然に振る舞うことが、 果たして可能なのでしょうか・・・。 にわかには信じられないことですが、 A氏は、日本海を泳いで渡って来… ▼続きを読む

A氏 7 (2011.02.15更新)
A氏が何故祖国を捨て、日本に密入国することになったのか、その理由は分かりません。 「それだけは、いくら先生でも言えない」 と言って、決して話そうとはしませんでした。 妻も子供たちですら、聞かされて… ▼続きを読む

A氏 6 (2011.02.14更新)
自分が担当することになった患者さんは、職業、階級、貧富の差、等々に関わらず、 対等に接するべきであると言う医師としての姿勢を、私は父から学んだ気がします。 子供の頃、往診に出かける父に付い… ▼続きを読む

A氏 5 (2011.02.12更新)
A氏は、診察室に入るなり、いつも私を拝み 「先生は本当にすごい人だ。先生ほど素晴らしい医師には、会ったことが無い」 と言います。 当時の私は大学を出たばかりの新米でしたし、余りに毎回毎回、何度もそ… ▼続きを読む

A氏 4 (2011.02.10更新)
しかし、数十年にわたる想像を絶する苦労は、彼の精神を蝕み、ついには幻覚妄想状態となって、 精神病院に収容され、そこで私が担当医となったのでした。 入院して、A氏の幻覚妄想は急速に改善し、程なく、全… ▼続きを読む

A氏 3 (2011.02.09更新)
A氏はその後、日本に住む同じB国出身の女性と結婚しますが、 信じられないことですが、A氏の妻は、夫が義足であることに、結婚して半年間、気付かなかったそうです。 妻にも話を聞きましたが、本当に分から… ▼続きを読む

A氏 2 (2011.02.08更新)
ある日A氏は労働災害にあい、両足を失います。 両足の膝から上を切断すると言う、悲劇に見舞われたのでした。 事故などで足を失った場合に、膝関節があるかないかは非常に重要で、 膝関節が無い場… ▼続きを読む

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