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カウンセリング

精神分析的精神療法(カウンセリング)FAQ
  1. カウンセリングとは何でしょう?
  2. カウンセリング・精神分析的精神療法はどのようにして行うのですか?
  3. 毎週通うのはちょっと大変ですが・・・。
  4. どうしても行けない場合にはどうしたらいいですか?
  5. カウンセリング・精神分析的精神療法を担当するカウンセラーは、どのような人ですか?
  6. 料金はどのくらいですか?
  7. カウンセリングの期間はどのくらいですか?
  8. 精神分析的精神療法を受けるのは何だか怖い気もしますが・・・
  9. カウンセリングの予約はどうしたら良いですか。
  10. 認知行動療法と精神分析的精神療法と、どう違うのでしょうか。

Q1 カウンセリングとは何でしょう?

A1
もしあなたが、深刻な心の問題を抱えていたとしても、家族や友人に恵まれ、社会的にも成功し、幸福な人生を生きているなら、精神分析的精神療法(カウンセリング)を受けたいとは思われないかも知れません。

でも幸福な人生とは何でしょう。もしあなたが、自分とは何なのか、どういう人間なのか知りたい、心の中に目を向けてみたい、人とうまく付き合えるようになりたい、とお考えなら、精神分析的精神療法(カウンセリング)を受けてみては如何でしょう。

どうして大切な人との関係を自分から切ってしまうのだろう・・・・
どうしてかけがえのない人を傷つけてしまうのだろう・・・・
何故いつも同じ失敗を繰り返すのだろう・・・
大人になった今でも、父親や母親との葛藤に苦しめられている・・・
このままの自分では人生を生きにくい・・・

と感じている方に、カウンセリングお役に立てるかも知れません。
精神分析的精神療法は、心が不安に耐えられるようになり、自らの力で考え、判断し、自分の人生をより主体的に生きられるよう、より質の高い人生を送ることを目指します。

Q2 カウンセリング・精神分析的精神療法はどのようにして行うのですか?

A2
完全予約制で、1回あたり50分、週1回、曜日と時間を決めて行います。
精神分析的精神療法は、継続して同じ者が担当しますので、毎回担当者が変わるようなことはありません。

Q3 毎週通うのはちょっと大変ですが・・・。

A3
カウンセリングの契約をしますと、担当者も、あなたのために時間とお部屋を空けてお待ちしています。カウンセリングは、カウンセラーとあなたとの共同作業です。休まないように続けて下さい。

Q4 どうしても行けない場合にはどうしたらいいですか?

A4
前もって休むということをカウンセラーと話し合っておいて下さい。

Q5 カウンセリング・精神分析的精神療法を担当するカウンセラーは、どのような人ですか?

A5
日本精神分析学会認定医、または認定臨床心理士、公認心理士、カリフォルニア公認サイコロジスト が担当します。医学部、あるいは臨床心理系の大学院を卒業後、既に10年以上の経験を積み、卒業後も継続して専門的なトレーニングを続けている、有資格者です。

最近では、民間のカウンセリングセミナーが随分と増え、数ヶ月の講座を受けただけの、カウンセラーと称する人たちが増えてきましたが、ここで私たちが言う資格とは、それらとは一線を画すものであり、根本的に質の違うものです。

Q6 料金はどのくらいですか?

A6
1回50分 カウンセリング室とカウンセラーの時間を確保するための予約料として8000円~です。担当者によって変わります。

臨床心理士がカウンセリングを担当する場合、医療費控除が受けられない場合があります。一方、医師の診断書を提出すれば医療費控除が受けられる場合もあります。確定申告の際に、ご相談下さい。

Q7 カウンセリングの期間はどのくらいですか?

A7その方の人生にある背景、問題の深さ、周囲の人間関係の有無、などによって、本当に人様々です。数ヶ月で問題解決する人もれば、何年もかかる場合もあります。
最初から3ヶ月と期間を決めて行う場合もあります。期間を決めずに行う場合もあります。いつ終了するかは、あなたが自由に決めることが出来ます。

Q8 精神分析的精神療法を受けるのは何だか怖い気もしますが・・・

A8
まずは一度担当者にお会いしてみて、ご検討下さい。

Q9 カウンセリングの予約はどうしたら良いですか。

A9
まずはみゆきクリニックの健康保険診療を受診し、医師にご相談下さい。

Q10 認知行動療法と精神分析的精神療法と、どう違うのでしょうか。

A10
レストランに例えてみると…
まず、あなたがレストランへ食事に行く時のことを想像してみて下さい。

ファミリーレストランへ行くとします。
最近のファミリーレストランは、食材の産地にこだわり、味付けにも工夫をこらした料理が並んでいて、日本中どこで食べても、一定の味わいが楽しめます。安心して、リーズナブルに、一定の味の料理を、日本中どこへ行っても味わえる、素晴らしい企業努力の結果と言えるでしょう。

ファミリーレストランと高級レストランと…
さて、値段は少々張るけれど、腕に覚えのある料理人が開く、高級レストランへ食事に行くとします。前もって店側には、人数は何人か、どういうメンバーか、食材のアレルギーの有無、苦手な食材、糖尿病や高血圧など病気を患っているか、等々、細かく伝えておきます。

店の料理人は、朝市場へ行き、食材を吟味しながら仕入をします。そして食材の一つひとつと対話しながら、味付けの濃さや、火入れを考えます。
今日は気温が高いから味付けはやや酸を効かせようとか、今日は寒いから出汁は濃い目にしようとか、食材の個性や、季節によって、食材の扱い方、火の入れ方、味付けの仕方を変えていきます。同じ食材であっても、その個体差により扱い方を変えることもあるでしょう。一流料理人がこだわるのは「食材との対話」なのです。

フランスの有名シェフも、日本の優れた料理人も、国籍や料理の分野を問わず、多くの優れた料理人たちが皆一様に口を揃えて「すべては食材だ」と言います。そして料理人は、その日の客の顔を思い浮かべながら、食材と対話しながら、料理を作るのです。

認知行動療法はファミリーレストランの様なもの

ファミリーレストランでは、同じメニューの調理の仕方はたいてい決まっていて、肉何グラムで何分間火を入れる、とマニュアル化されています。このマニュアル化されていることにより、一定の料理の水準を保っていると言えるでしょう。これは素晴らしい知識と経験の集積と言うことが出来ますが、しかし、高級店のように一人一人の客の要望に対応出来る細やかさはありません。

精神分析的精神療法は三ツ星レストランの様なもの

一方、高級レストランの料理はマニュアルだけでは作れません。優れた料理人は、塩小さじ何杯とか、何分間焼くと言った、数値化されたマニュアルではなく、「色を見て」「煙の臭いで」調理法を調整していきます。数値化することの不可能な、しかし確かな感覚である色や匂いと言った、伝統とその上に成り立つ料理人の長い修行や経験や知識が詰め込まれた料理が、一流料理人の作る芸術的な料理なのです。

認知行動療法は精神分析を簡略化して生まれたもの

認知行動療法とは、アメリカのBeck先生が、精神分析の知識と経験を簡略化し、マニュアル化して作りだしたものです。
例えて言うなら、三ツ星レストランで修業した料理人(Beck先生)が、修業を終えて故郷へ帰り、自分の店を開くにあたり、何とかこの三ツ星料理(精神分析)を、安価で簡単に多くの人に提供できる方法はないものかと考えて、エッセンスを出来るだけ簡略化してマニュアル化し、誰でも同じ料理が再現できるようにと考え出したものが、認知行動療法だと言うことが出来ます。

最近、次々と新しい治療技法がデビューしていますが、これらは新しそうに見えて、実は認知行動療法と同様に、精神分析理論の一部を取り出し体系化したものが殆どなのです。

精神分析的な治療技法を使うと、認知行動療法も出来ます。しかし、認知行動療法だけを学んだカウンセラーは、精神分析的な治療は出来ません。

認知行動療法の治療目標は考え方の癖の修正

認知行動療法では、ネガチィブな思考に陥りやすい考え方の癖を修正することを目的としています。

例えば、

「うちの部長はすぐ怒って周囲に怒鳴り散らす
=自分が怒られているわけでもないのにまるで自分が怒られているようだ」
と考えてネガチィブな思考に陥っていた人に、
「うちの部長はすぐに怒って周囲に怒鳴り散らす
=ああいう人なんだな、でも別に自分が怒られているわけではないし。
仮に自分が怒られたのだとしても、自分の間違いを怒られただけで、
自分の全部を否定されているわけではない。
部長に怒られたからって、そうそう悪いことが起こるわけではない」

こういう風に、現実の捉え方を修正していきます。

認知行動療法はマニュアルで比較的誰でも習得しやすい

考え方の癖の修正が目的ですので、認知行動療法の治療技法も目的も非常に分かりやすく整理されているため、比較的技術を習得しやすく、今では精神療法と言えば認知行動療法 と言われるほど、一般的に普及しています。

認知行動療法は、料理でいうところの、塩小さじ何杯、といった、誰にでも理解できて実施しやすいマニュアルのようなものです。認知行動療法では、1回50分の面接を10回程度行うことが一般的です。

しかしながら、10回の治療で改善が出来なかった、考え方の修正がうまくいかなかったと言った場合でも、それ以上治療に心を探究し深めるような治療技法を、認知行動療法は持っていません。

精神分析的な治療技法はマニュアルでは習得出来ない

精神分析の目的は、より深い所にあります。物事の受け止め方の修正に留まらず、その人の人格構造や感情まで修正し治療することを目指しています。

理屈では分かっているのだけれども、心が言うことを聞かないと言うことを、誰でも経験しているのではないでしょうか。様々な人との関わりの中で成長する中で、人は一つひとつの好ましくない経験を覚えてはいないし、それを言葉で明確にすることはできないけれども、「感情が記憶している」のです。

すぐに怒鳴りちらす部長にビクビクするのは、もしかしたら、子供のころ、あなたの父親が何時も家族を怒鳴り散らしていたことと関係しているのかも知れない…。
部長がすぐに怒鳴り散らすのは、子供のころ、自分がそうやって育てられたことと関係しているのかも知れない…。

精神分析の治療目標

精神分析の目的を一言で言い表すことは大変難しいのですが、「意識ではすっかり忘れているのだけれども、感情が記憶している好ましくない体験」の集積を修正するのが精神分析の目的と言うことが出来るでしょう。精神分析では、「無意識」を扱います。人の心の中で「意識」と言えるものは、ごく表面に過ぎず、その背後には広大無辺の無意識が広がっていると考えます。感情はこの意識と無意識の両側に存在し、人は無意識を感情で表現するのです。

精神分析の治療技法は、マニュアル化できません

ファミリーレストランの料理の様に、認知行動療法の様に、精神分析はマニュアルで行うものではありません。一流料理人が、長年の修行を経て、食材の個性や、色や煙の匂いを感じながら食材と対話しながら料理をするように、精神分析は、一人ひとりの無意識に思いを巡らせ、感情や思考を感じ取り、考えていく作業です。

また、マニュアル化出来ないからこそ、精神分析家は長い長い修業期間を経なければなりません。修行に終わりがない、ということさえ言えるでしょう。日本で精神分析家の数が多くない理由、精神分析が一般化されにくいことの最大の理由の一つは、修業期間の長さ、技術の習得の困難さ、指導者の少なさ、などにあります。

エビデンスに基づく医療

医療は、エビデンス、統計が重要視されるようになりました。ある治療を行うことにより、何%の治癒を得られたか、その治療を年間何例こなしているかと言った、数値や数つの多さが治療の信頼性と同義で評価される傾向にあります。エビデンスのない医療は、医療として認められない傾向にあります。

エビデンスを証明するには、費用もかなりかかります。
製薬メーカーは、自社の開発した薬のエビデンスを証明するのに潤沢な資金を使いますので、薬のエビデンスがたくさん出来上がっていきます。エビデンスを重視する医療は、製薬メーカーにとって、とても有利なのです。

しかし、精神分析のようなエビデンスを証明しにくい治療法は、いくら優れていても、有効性を統計学的に証明できないという側面があります。

精神分析は完全オーダーメイドの治療です

精神分析は、一人のカウンセラーが引き受けられる患者さんの数は非常に限られています。数をこなすことができません。完全オーダーメイドの治療です。
しかし、人の感情や人格構造を修正する方法として、精神分析以上の方法を、他に知りません。

認識を修正するのではなく、感情を修正するとなると、治療期間も相当長くなります。1回50分の面接を、果たして何回行えばそれが可能なのでしょうか…?
それは「あなた次第」としかお答えできません。精神分析は、何年もかかるかも知れない。でもそれは、人生の意味が深くなる体験と言えるでしょう。

認知行動療法と精神分析的精神療法の治療成績の比較

1)10回の認知行動療法と、10回の短期の精神分析的精神療法
を行った場合の治療成績では、どちらもほぼ同程度の治療効果があると報告されています。
(1999 Luboesky et.al )

2)人格障害の治療に関しては、精神分析的精神療法は、認知行動療法等の心理療法に比べて、優位の効果があるとされています。
(1999 Beteman and Fonagy)

3)1年以上、精神分析的精神療法を行った場合
不安障害、人格障害の治療効果研究のメタアナリシスから、精神分析的精神療法は、他の治療法に比べて優位に改善効果があると報告されています。
(2008 Leichsering and Rabung )

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