発達障害はどうして増えたの?
- 生まれつき発達に問題があり、鬱やパニックになり易い子供
- 両親の不仲や家庭内の問題を背景に鬱になる子供
- 経済的な貧困から充分なケアが受けられずに鬱になる子供
- 両親の離婚をきっかけに鬱になる子供
- 学校での友人や教師との関係で強い失望を体験し鬱になる子供
発達障害の子どもが増えている、と言われています。
子どものうつ病も、増えていると言われています。
かつては、怠けだとか、甘えている、と切り捨てられていた問題がケアすべき病気であるという認識が広まりつつあることは、
病で苦しんでいる子供さん、親御さんには、心が幾らかでも救われるかも知れません。
みゆきクリニックにも、学校へ行けない キレやすい お友達をたたいてしまう 朝起き上がれずにぐったりしている
等々、様々な問題で連れて来られる子供さんがたくさんいらっしゃいます。
たいていは、他の児童精神科で薬を勧められて、薬を飲ませたくない、諦めきれない思いの親ごさんに連れてこられます。
- 癇癪やイライラがひどい
- 暴言を吐く
- 教室でじっとしていられない 動き回る
- パニックしやすい
- だるくて朝起き上がれない
- ぐったりしている
- 勉強に身が入らない
しかし、みゆきクリニックに来る子供たちの多くは
ビタミンやミネラルの不足があって、発達に問題を生じている子供さんが殆どです。
これはみゆきクリニックだけの特徴でしょうか?
いいえ、生まれつき発達に問題を抱えて生まれてくる先天的な発達障害の子供の数よりも、
ビタミンやミネラルなどの栄養素の不足で発達障害の様な状態に陥っている子供の数の方が、
数から言えば、はるかに多いはずです。
例えば11歳の男の子のお話です。
無気力で朝起こしてもなかなか起きない
やっと起きてきてもソファでぐったりしている
生活態度がなってない
勉強もしない
学校を休みがち
そのくせ好きなことだけする
不登校になってしまったのではないか 発達障害ではないのか
と心配したご両親に連れてこられて、みゆきクリニックを受診しました。
血液検査をしたところ、ビタミン・ミネラル類・タンパク質の不足が疑われましたので、それらを補うサプリメントを飲んで頂いたところ、暫くして見違えるほど改善し登校できるようになり、勉強も集中して出来るようになり、1年後、希望していた私立中学に無事合格しました。
ジルドウラ・トウレットル症候群の12歳の男の子
ジルドウラ・トウレットル症候群は、原因不明の子供の頃に始まる難病で、
一般的には治療に抗精神病薬を使いますが、残念ながら余り効果はありません。
ジルドウラ・トウレットル症候群の12歳の男の子の血液検査をしてみたら、
やはりビタミン・ミネラル類・タンパク質の不足が疑われましたので、サプリメントで栄養素を補充したところ、かなりの程度症状が軽くなり、びっくりしたことがあります。
他院でADHDと診断されていた6歳の男の子は
クラスの問題児で毎日先生に怒られてばかり、初めてご両親にみゆきクリニックへ連れて来られた時
「どうせ僕は何をやってもダメなんだ、もう死にたいよ」と泣いて訴えました。
6歳の子が、死にたい…と思うほど追い詰められていたなんて・・・胸が痛みました。
でもその男の子は、サプリメントで不足している栄養素を補充したところ、すっかり落ち着いて、教室を歩き回ることもなくなり、先生に怒られることもなくなり、成績も上がり、野球に夢中になっています。
症状だけを見ると、発達障害も精神疾患も、ビタミンやミネラル不足による栄養不良も、とてもよく似ています。
栄養不良であるにも関わらず、間違えて発達障害と診断されてしまって苦しんでいる子供たちがどれほどいることか・・・
なんと残念なことでしょう!
子供のうつ病や発達障害中に、このようなビタミン・ミネラルの不足が原因で
うつ病や発達障害の様な状態になっているケースが少なからずあることを、正しく認識している医師は、残念ながらまだ少数です。
栄養療法で見違えるほど改善するのですから、もっともっと認識が広がってくれることを願っています。
栄養素が不足している子どもたちは、普通に食事をしているだけでは、どれほど適切な食事をしていても、栄養素が足りなくなってしまう子どもたちがいます。
つまり通常よりも栄養素をたくさん必要とする子どもたちは、潜在的な能力の高い子どもたちに多い、という印象があります。
潜在的な能力の高い子供たちを、発達障害として問題児扱いしてしまうことは、日本の将来の損失ではないでしょうか。
障害を持った子どもたちではなく、日本の将来を担う充分な能力を潜在的に持っている
未来のある子どもたちとして成長し、能力を発揮してもらいたいと、切に願っています。