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双極性感情障害

[2024.09.28]

 

双極性感情障害、いわゆる「躁うつ病」の患者さんが増えています。

 

それも短期間で「躁」と「鬱」を繰り返すタイプです。

短期間で病状が逆転するので、薬での調整が難しいのです。

 

急激に人格が変わるので、周囲が異常に気がつくことが多く、
御家族や御友人、会社の同僚等に

勧められて来院するケースが殆どなのですが、

 

最近続けて来院された「躁」と「鬱」を繰り返す患者さんの中に、

双極性感情障害ではない方も何人か混じっていました。

 

双極性感情障害ではないのに、躁と鬱を繰り返す病気なんて、あるの・・・?

って、疑問に思われるかも知れませんね。

 

これが、あるんです・・・。

 

表に現れる症状はよく似ているので、なかなか区別がつきにくいのが悩ましいところなのですが、

 

繰り返し低血糖を起こしている人の中に、

双極性感情障害とそっくりの症状を出している人が、時々いらっしゃいます。

 

双極性感情障害の治療は、薬による気分の調整です。

 

低血糖による双極性感情障害そっくりさんの治療は、

血糖コントロール、つまり食事療法です。

 

表に現れる症状はそっくりでも、治療法は全然違うので、注意が必要です。

 

でも・・・

これは双極性感情障害かな・・・

いやいや低血糖によるものかな・・・

 

なんて両方の可能性を考えて診断・治療をしている精神科・心療内科の医師は

残念なことに、まだまだ少数派です・・・・。

 

 

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