子どもを可愛く思えない 精神分析的精神療法と分子整合医学 21
みゆきクリニックに通院中の、産後うつ、育児ノイローゼの若いお母さん方、
子どもが可愛く思えないと話される方はたくさんいらっしゃいます。
意を決して、みゆきクリニック以外の別の心療内科・精神科や小児科、産婦人科の医師に
「子どもが可愛く思えない」 と話したら
「子どもが可愛くないなど、とんでもない母親だ」と叱られたと言うお話も、時々伺います。
人は葛藤する存在なので、母親が子どもに愛情を感じられなくなることがあるのは、あって良いことなのですが、
それを受け入れられない人は沢山おりますし、
子どもが可愛くない=虐待だと連想してしまうのでしょう。
そのように考える人は、医師の中にも多い、ということなのでしょう。
どんなに良いお母さんでも、子どもが可愛く思えないときはあるし、あって良いのです。
問題は、とんでもない母親だと言われることを恐れて、
それを表に出すことが出来なくなると、隠そうとしてしまうと、
周囲の援助を受けにくくなってしまうことです。
子どもが可愛く思えなかったり、面倒だったり、育児が苦痛、と感じながらも、
同時に子ども位ちゃんと育てられて当たり前、と言う社会通念に縛られて、
出来ない自分を認めたくないと、周囲の援助を拒んでしまうと、
問題が遷延化してしまいかねません。
「寝た子の可愛さ、起きて泣く子の面憎さ」
日本では、子守歌に載せて、育児の困難さを歌ってきたではありませんか。
育児に葛藤はつきものなのです。
葛藤のない育児、親子関係は、ありません。
どんな些細なことでも、みゆきクリニックにご相談下さい。
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