栄養素の大切さ
オーソモレキュラー療法と出会ってからというもの、驚くことばかり、
医師としてのアイデンティティが揺らぎかねないほど衝撃を受けた
と書きました。
医学部では、ヒトの全てが栄養素で成り立っているなんて、
小学生でも知っているようなことを、改めて教えたりしません。
医学部では勉強しなくてはならないことが、とてもたくさんあって、
栄養素が大事なんて、誰でも知ってるようなこと、改めて教えないし、熟考したりしないのです。
実際には、オーソモレキュラーの理論は一つの学問領域が成立するほど、とても複雑で難しいのですが・・・。
医学部では、勉強は本当に大変です。
試験前に、教授に「次の試験の範囲はどこですか?」なんて聞こうものなら
「本棚一列!」という返答が返ってきて、途方にくれつつ、過酷な勉強を強いられるのです。
今の医学生は、私たちの頃より教科書の分量が2-3倍になっていると聞きますが、本当に大変です。
医学部では、栄養素、なんて、どちらかと言うと、軽く見ている・・・のです。
栄養素がヒトの身体の基礎で、栄養素のバランスを整えれば病気が予防出来る、
かも知れない・・なんて、言われてみれば当たり前過ぎて、
当たり前過ぎるけど、目からウロコでした・・・
オーソモレキュラー的な考えでは、
人の数十兆個もの細胞全体にサプリメントを使って、栄養素を行き渡らせることにより、
細胞内の栄養素のインバランスを補正し、
生体の自己治癒力を高め、疾病を予防し、改善させようとするもので、
非常に合目的的な治療法なのです。
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