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三浦春馬さんの自死について思うこと 栄養療法は自死を防げるか

[2024.09.10]

人気俳優・三浦春馬さんの突然の自死・・・

順調のように見えていた影に、誰にも言えない何かを抱えていたのでしょうか・・・。

 

私にとっても忘れられない自死をした患者さんがいます。

 

2006年6月6日

朝クリニックに出勤すると、朝一番で、A警察から電話がかかってきました。

20代の若い男性患者B男さんが亡くなったというのです。

 

信じられない思いで衝撃をうけながら、診察を始めると、今度はC警察署から電話がありました。

20代の若い女性患者D子さんが自死をしたと言うのです。

 

いずれも鬱病で、SSRIという薬を飲んで頂いていた患者さんです。

B男さんは回復しつつあり、間もなく薬も断薬出来そうかなと思っていた頃でした。

D子さんは、新しい患者さんでしたが、比較的落ち着いていました。

 

その日の夕方、別の男性患者のE夫さんが来院しました。

「先生、今朝、父が亡くなったんです。朝普通に出社する感じで、行ってくるよって感じで、
ネクタイをして、身支度を調えて、2階にあがったなと思ったら、自室で縊死していました。」

 

自死を選ばれる方の中には、自死の危険を予見出来る方もいます。

しかし、B男さんもD子さんも、自死はまったく予想外のことでした。

おそらくE夫さんのお父様もそうだったのでしょう。

 

若い二人の自死は、とても受け入れられるものではなく、まるでキツネにつままれたような感じでした。

今でも理由が分かりません。

いったい何故?

何があった?

 

当時、10代の若者にSSRIという抗うつ薬を処方すると、アクテイベイトという副作用が起こりやすく、
自殺の危険が高まるので、処方を慎重にするようにという注意喚起なされていました。

 

彼らは20代で、その危険は少なかったはずです。

しかし、自殺のリスク上昇は、20代にも起こりうるのではないか・・・?

心の中に疑念が芽生え、厚生労働省に届け出を出しました。

 

このことをきっかけに、私は薬物治療に対し、それまで以上に慎重になっていきました。

正直に言うと、薬を若い人に処方することが、怖くなったのです。

 

その事件から2年後の2008年、私はオーソモレキュラー療法と出会います。

若い人の自死は、私にオーソモレキュラー療法に進むきっかけのひとつを与えてくれました。

 

今では薬の処方量はかなり減りました。
薬を使わなくても、不眠やイライラや憂鬱を、オーソモレキュラー療法で改善出来るからです。

統合失調症や大うつ病、双極性感情障害のように、薬を使わなければならない疾患もありますので、その場合には薬を使いますが、
現代型のプチうつや、新型うつには、薬は効果がありません。

死にたい、消えてしまいたい
と訴えていた患者さんが、栄養療法を行うと、
「あれ、私、そんなこと言ってましたっけ?もうすっかり、そんなことは思わなくなりました」
とおっしゃることも珍しくありません。

日本中に、薬物治療中心のクリニックはたくさんあります。

特に港区は日本一精神科・心療内科の多い場所ですので、

薬を出してくれるクリニックを探すのにさほど苦労はしないでしょう。


でも薬は対症療法に過ぎません。

 

みゆきクリニックの様に、薬を可能な限り使わないで治療をしようとする
メンタルヘルスクリニックは日本全体で見ても、極めて少数です。

本当に良くなりたい方、人生をより豊に送りたいと思う方たちの為にみゆきクリニックはあります。

 

有名病院や、大学病院を受診したところ、薬を勧められ、

他に方法がないものかと、みゆきクリニックに連れて来られる子ども達

 

つい子どもを叩いてしまう、イライラしてばかりのお母さん達

 

イライラしやすい男性・女性

 

他の病院で、薬物治療を勧められたけれど、薬を飲んでも良くならない方々

 

三浦春馬さん

全てが順調そうに見えて、ご本人の心の中には誰にも話せないような何かを抱えていらしたのでしょうか。

同じ港区内にお住いだったとか。

受診して下さっていたら、もしかしたらお役にたてたかも知れない・・・

 

みゆきクリニックは
誰にも話せない心の悩みをお持ちの方のカウンセリングも行っています。
もちろん、秘密は厳守されます。

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