メニュー

子どものうつ病・発達障害に薬を使うことに反対する理由

[2025.07.11]

みゆきクリニックのお子様への治療方針

子どものうつ病が増えています。


怠けだとか、甘えている、と切り捨てられていた問題が、ケアすべき病であるという認識が広まりつつある
ことは喜ばしいことなのですが、

問題は、どうやって子供のうつ病を治療するか、です。

残念なことに最近では、全国的に、子どもにも薬の治療が主流になってきていて、子どもに薬を処方する医師が増えています。


みゆきクリニックは、子どもへの治療が、薬中心に傾いていることに、強い危機感を持っています。

 

発達障害と「診断される子ども」も増えています。

大学病院や大きな病院で、5分~20分程度の短い診察で「発達障害」と診断され、薬を勧められる子どもたちもたくさんいます。

これはまるで、ブラックジョークのようです。

子どもに薬を飲ませることに疑問を感じた親たちが、子供を連れてみゆきクリニックにやってきます。


薬を使わずに子供を診てくれる医療機関を探して探して、やっとの思いで、みゆきクリニックに辿りついて来られて、
遠くからも来院されます。

 

起立性調節障害と診断される子供も増えています。

みゆきクリニックには、学校へ行けない キレやすい 朝起き上がれずにぐったりしている 起立性調障害と診断された
ということで連れて来られる子供さんがたくさんいらっしゃいます。

血圧をあげる薬を出されることがありますが、それで良くなったお子さんに、少なくとも私は、会ったことがありません。

 
みゆきクリニックでは、子どもには、薬を処方しない方針を取っています。

みゆきクリニックでも、薬の効果が期待できる場合には、迷わずお薬を出します。

しかし実際にには、薬がどうしても必要、というお子さんは、少なくとも、みゆきクリニックには、いません。

 

子どもへの薬の処方は慎重のうえにも慎重に

必要やむを得ない場合を除いて、安易に子どもに薬を処方するべきではありません。
子どもに薬を出すことに疑問を持たない精神科医・心療内科医にはよくよく考えて頂きたいと思います。


製薬会社の言うことを鵜吞みにして治療をしていませんか?

私の知っている範囲でも、他院に通院されていた患者さんの薬の処方内容に、疑問を感じることがたくさんあります。


大学病院を始め、子どもの治療が薬物治療中心に傾きつつあることに、みゆきクリニックでは強い危機感を感じています。

子どもへの薬の処方は、必要やむを得ない場合もあります。

一方で、薬を飲んでも効果が期待できない場合も多いので、慎重に判断すべきです。


薬が悪いと言っているのではありません。
安易に薬をつかうべきではない、と言っているのです。

「発達障害グレーゾーンかもしれないから、とりあえず、この薬飲んでみて」
と言う医師もいると聞きますが、発達障害の薬は、とりあえず飲むような薬ではありません。

効果が明確に期待できる場合を除いて、子どもに安易に処方すべきではありません。
医師は、リスクとベネフィットをよくよく考える必要があります。

患者さんも認識を変える必要があります。

薬を出してくれる先生が名医だと思っていませんか?

例えば、大人の場合でも、風邪をひいて、医療機関を受診し、
「あの先生にかかると、すぐ熱が下がる、すぐ咳がとまる、薬を出してくれる、名医だ」と思っていませんか?

咳を止める、熱を下げる効果は薬にありますが、咳や熱の根本的な原因には薬は作用していません。


熱がすぐに下がったから名医だなどと勘違いしないよう、患者さんも賢くなる必要があります。

いつも混んでいて待合室が患者さんで溢れているから、あの先生は名医だと思っていませんか?

患者さんが増える一方なのは、きちんと治って治療を終える患者さんが少ないから、患者さんが増える一方かも知れないのです。

目先のことに惑わされない賢さが、必要です。

 

子どもの鬱&行動障害と栄養素 


何故、みゆきクリニックでは、子どもに薬を使わない治療方針になったのでしょうか。
みゆきクリニックでの、子どもの治療方針についてご説明しましょう。

癇癪をおこしやすい、怒り出したら制御できない、多動、などの行動障害の中には、
ビタミンや鉄、亜鉛の不足から起こっている場合が非常に多いのです。


イライラしやすい キレやすい 癇癪を起こす いつもだるい ぐったりしている 勉強に身が入らない
夜眠れない 朝起き上がれない これらは、ビタミンやミネラルなどの栄養素の不足が原因で起こっていることがあります。

 

栄養素の不足は発達障害を引き起こす場合がある

生まれつき発達に問題を抱えて生まれてくる先天的な発達障害の子供の数よりも、


栄養素の不足で発達障害と間違えやすい状態に陥っている子供の数の方が、数から言えば、はるかに多いはずなのです。

 

発達障害ではなくビタミン・ミネラル不足?

無気力で朝起こしてもなかなか起きない
やっと起きてきてもソファでぐったりしている


生活態度がなってない
勉強しない 学校も休みがち 
そのくせ好きなことだけする

発達障害ではないのか、うつ病ではないのか、起立性調節障害と言われた
と言ってご両親に連れてこられた子どもたちの中に、
貯蔵鉄(フェリチン)や亜鉛などのミネラルが非常に低い子どもが増えています。

ビタミン・ミネラルを補充し、数ヶ月で見違える程改善し、

朝起きて、学校に行けるようになった

希望していた学校に無事合格した


と報告してくれる子もいます。

 

ジルドウラ・トウレットル症候群という、原因不明の子供に始まる難病があります。
治療には抗精神病薬を使いますが、残念ながら余り効果はありません。

ジルドウラ・トウレットル症候群の男児の血液検査をしてみたら、
フェリチンが非常に低かったので、ヘム鉄を飲んで頂いたところ、
かなりの程度症状が軽くなったこともありました。
(注:ジルドウラ・トウレットル症候群が鉄の補充で良くなると言っているのではありません)

子どものうつ病&発達障害&起立性調節障害と栄養素の不足

子供のうつ病や、発達障害・自閉症スペクトラムの中に、
このようなビタミン・ミネラルの不足が原因で、トラブルを起こしている例が、たくさん隠れています。


しかし、この事実を正しく認識している医師は、残念ながらまだ少数派です。
栄養素の高い治療効果を、否定する医師もたくさんいます。

栄養素を補充するだけで、見違えるほど改善するのですから、患者さんは勿論のこと、
医師たちにも、もっともっと認識が広がってくれることを願っています。

 

栄養素の補充は、副作用がなく、本質的な改善につながる可能性があります。

医療費の削減にも貢献出来ます。

 

但し、
ネットでサプリエントを購入して、子どもさんに飲ませることは、お勧めしません。


キレート鉄やプロテインをネットで購入し飲んでいる方の中には、
肝障害を起こしている人もいます。

どんなサプリメントを使用するかの判断は、実はとても難しいのです。
自己判断でサプリメントを購入する場合は、しっかり勉強してから、判断して下さい。(勉強とはネットで調べて済ませることではありません)

 

子どもたちの悲しみ


生まれつき発達に問題があり、うつ病やパニック障害になり易い子供

両親の不仲や家庭内の問題を背景にうつ病になる子供

経済的な貧困から充分なケアが受けられずにうつ病になる子供

両親の離婚をきっかけに、大切な人(父や母)を失って、うつ病になる子供

学校での友人や教師との関係で強い失望を体験し、うつ病になる子供

 

子どものうつ病、心の病の背景には、様々な問題が潜んでいます。
多くの場合、子どもだから、そのうち良くなるだろう、と軽く考えられて、放置されがちです。


心をくみ取って貰えないまま、困っているサインを放置された子どもは、将来大人になって、
うつ病を始め、様々なメンタル面でのトラブルを抱えることになるかも知れません。

子供のうちに心のケアをしっかり行うことで、将来起こるかも知れない様々な心の問題を、
避けることが可能だと考えています。



将来、メンタルの問題・パーソナリテイ障害やうつ病を抱えて困難な人生を送るより、
子どものうちに適切な対処をすることで、発症や重症化を防ぐ方が、治療に要する時間も費用も節約できるし、

なにより、ご本人にとっての人生が、ずっと生きやすくなるでしょう。


その後の人生を左右するかも知れない、重大な分岐点
子どもの治療にはカウンセリングやプレイセラピーと、オーソモレキュラー療法を並行して行います。

 

みゆきクリニック・塙医師の夢

次の時代に、子どもへの安易な薬物治療を残したくない、本気でそう考えています。

 

経済的に苦しい家庭が増えて、炭水化物ばかりの食事しか与えられていな子が増えています。

子供自身に消化能力が低いために、タンパク質を食べられず、炭水化物しか食べたがらない子供も増えています。

経済的には余裕があっても、お母さんたちが家事をする時間がない、あるいは疲れて家事が出来なくて、
きちんとした食事を与えられていな子が増えています。

365日 朝から夜まで開いていて、3食タンパク質を提供できる子供食堂があったら、どんなに良いでしょう。
そんなことを夢に描きながら、子供たちに会うことを楽しみにしています。

 

 

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME