メンタルの病気治りにくいのは、どうして?
メンタルは本当に治りにくいの?
一般的に、精神疾患は治りにくいと言われております。
本当にそうでしょうか・・・?
何年も薬を飲んでいるのに、ちっとも良くならない
何年も会社を休んでいる
会社や学校を辞めてしまった
これって、
新しい薬がたくさん出て、医学が進んだにも関わらず、
メンタルの病気が良くならないままの人が増える一方、なんて、よく考えたら、変ですよね。
メンタルの新薬が次々出ているのに、古い薬に比べて、価格は何十倍にもなったけれど、
効果の方はさほど変わらない・・・って、すごく変です。
最近のお薬は古い薬に比べて、とても使いやすくなりました。
薬がよく効きそうだな、と思う患者さんには、みゆきクリニックも積極的に薬を使います。
決して、薬を否定しません。
でも、薬だけでは、良くならないケースが増えている、ということも、また事実なのです。
メンタル科の敷居が低くなって、皆さん、気軽に来て下さるようになったのは喜ばしいことですが、
実は、薬では改善出来ない問題を抱えた患者さんが、増えているのです。
もし本当に薬だけで多くの患者さんの問題が改善出来るなら、メンタル患者さん、減っているはず、ですよね。
増える一方、という現実と、矛盾しますよね。
メンタルのクリニックは、待合室が患者さんで溢れていたり、全然予約が取れないところもあります。
すごく流行っているな、名医なんだ、と思われがちですが、
もちろん本当の名医もいるでしょうし、一生懸命なさっているのだと思いますが、
これってつまり、良くなって治療を終えていく患者さんが少ないから、増える一方、ということではないでしょうか。
今の日本のメンタル治療は薬物治療が中心ですが、
究極の複雑系である心の領域への治療を、
薬だけでどうにかしよう、とすることには、相当無理がある、と私は考えております。
患者さんたちも、
医学は進歩しているから、
一流メーカーの薬だから、
お医者さんが出してくれるのだから大丈夫なはずだ
薬を飲めばどんな問題も解決出来るハズだ、
薬をいま辞めるのは怖い
様々な思いで、薬を飲んでいらっしゃることと思います。
多くの患者さんは、
自分がこれだけ困っているのだから、
医学は進歩したのだから、
これを解決する薬があるはずだ、と思われているようですが、
薬は眠れないとか、不安だとか、気分の底上げには効果がありますが、
疲れやすいとか、夜中に何度も目が覚めるとか、朝起きれないとか、ミスが多い、
指示されたことをすぐ忘れてしまう 物覚えが悪い
人とうまくいかないとか、人間関係をいつも壊してしまう、
こういった、人が生きていくうえで、避けることのできない問題を改善する薬は
残念ながら、無いのです。
薬に詳しい医師は増えているけど、
心の動きを扱う専門家が減っていく一方・・・
深刻な問題です・・・。
一人一人心の有り様は違うはずなのに、
画一的な薬でどうにか出来る、どうにか出来るハズだ、と思うなんて、
よーく考えてみたら、神をも怖れぬこと・・・ではないでしょうか。
薬は役に立つ場合もたくさんあります。
でも薬で心の問題が全てか解決出来る訳ではありません。
ずっと薬を飲んでいるのに、良くなった感じがしない方、みゆきクリニックにご相談下さい。
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