癌治療最前線
みゆきクリニックに通われている方の中で、癌がみつかり、手術をされる方が年に数名、いらっしゃいます。
手術前は、抗ストレス・抗酸化の為、積極的に ビタミンCや抗炎症効果のあるフラボノイドの服用をお勧めしています。
しかしながら・・・
本当に残念なことに、多くの病院の主治医から、服用しているサプリメントを全て中止するように、という指示が出されます。
確かに、出血傾向を促進するサプリメント等、一時的に服用を中止した方がよいものもありますが、
がん治療と言う強いストレスのかかる時には、抗酸化力のあるサプリメントは、
むしろ増やすべきであって、減らしてはいけないと、ご説明するのですが、
手術を担当する主治医の指示は絶大ですので、多くの患者さんは、サプリメントを中止してしまわれます。
数年前、友人に乳がんが見つかり、癌センターで手術をすることになった時のこと。
友人には、ビタミンCやフラボノイドを服用してもらっていましたので、当時の手術を担当する医師にお会いして、
これを飲ませています、とお見せしました。
がんセンターの主治医は、サプリメントを見ると、「へええ、こんなのあるんだ」と興味津々で、
友人は入院中もずっとサプリメントを飲み続けることが出来ました。
最近、別の知り合いに乳がんが見つかり、やはり癌センターで手術をすることになり、
サプリメントを飲んでいることを主治医に話したところ、辞めるように指示されるどころか、
「これは、がん治療をサポートするので、ぜひ、飲み続けなさい」と積極的に推奨されたそうです。
それを聞いて、良い意味で驚きました。
癌センターのような、日本の癌治療の中心地で、ビタミンやフラボノイドの効果をよく理解していらして、
統合医療への理解があることに、感銘を受けると共に、時代の流れを感じました。
日本の医療も、薬物中心の医療から、変化しつつあることは、歓迎すべきことですね。
しかしながら、
サプリメントは、決して、自己流で判断するべきではありません。
ネットでサプリメントを買って飲んでいらした方の血液検査をしてみると
中には、肝機能障害や、癌を疑うほどの異常値を示す人がいます。
市販のプロテインを飲んで、腸内環境がかなり乱れていると思われる方もいます。
内容量が十分なものか、信頼出来るものか、製造する工場から原材料に至るまで、厳密に厳選されたサプリメントは、
まず、ネットでは売っていません。
サプリメントに関して言えば、安くて良いものは、ありません。
手軽にネットでサプリメントを買える時代だからこそ、落とし穴も大きいのです。
特に、キレート鉄を飲んでいた方は、フェリチンだけが異常高値になることがあります。
鉄の過剰を招きます。
キレート鉄には、充分に気を付けて下さい。