お菓子みたいな薬を食べちゃった子とハロウィーン
[2020.10.22]
みゆきクリニックには、沢山の、発達障害 自閉症スペクトラムと診断された子どもたちが通っています。
発達障害の治療の第一歩は、食事の改善から。
砂糖、小麦粉、乳製品を控えるよう、食事の改善をします。
これだけで行動障害がかなり改善します。
先日、5歳の子が、他院で出されている、お菓子のような味のする薬をたくさん飲み過ぎて
救急車で病院に運ばれ入院したと連絡がありました。
退院して、来院した時、どうして薬を飲み過ぎたのか聞いてみました。
「かじると、お菓子みたいだったから」
砂糖と小麦粉の塊であるお菓子は、子供の大好物。
でもその子は、些細なことで癇癪を起こして暴れる自分を、幼心に恥ずかしいと思っていて、
一生懸命、お菓子を我慢して、治療に協力してくれていたのです。
そうか、大好きなお菓子を我慢していたから
病院でお医者さんが出してくれる薬なら良いかと思って、薬を沢山食べてしまったのね・・・。
切ない話しですね。
治療の為に、小麦粉と砂糖を控えることは大切だけど、子供にとっては辛いことですよね。
最近は、小麦粉や砂糖を使わないお菓子も買えるようになったので、
ハロウィーンに子ども達にプレゼントしようと、食べても大丈夫なお菓子を取り寄せました。
喜んでくれるかな。