小さな恋の物語
[2018.11.02]
朝の出勤途中の風景・・・
おじいさんがポメラニアンを散歩させている姿をよく見かけます。
ある家の前で、かなり長い時間、犬のリードを持ったまま、立ってたっていらっしゃる。
リードの先には・・・ポメラニアンの後ろ姿。
ポメラニアンの前には、鉄格子のような門扉を隔てて、柴犬が向かい合って立っています。
二人(二犬?)は鉄格子ごしに、吠えることもなく、長いことじっとお互いを見つめ合っています。
おじいさんは、その間、じっと待っています。
今朝は、柴犬の姿はなく、でもポメラニアンは鉄格子の先をじっと見つめ続けていました。
柴犬 どうしたのかしら・・?
それにしても、そこにいない柴犬をじっと待っているポメラニアン、なんだか健気だな。
でも、ポメラニアンと柴犬、二人(二犬)の恋は実りそうにないなあ。
身分違い(異犬種)の恋。
あるいは、ロミオとジュリエット。
ポメラニアンの独白
「ああロメオ、どうしてあなたは柴犬なの?」
そんなつぶやきが聞こえてきそうな・・・
でもそれを見守るおじいさん、ポメラニアンの気持ちが分かるんだろうなあ。
せつなくも、ほっこりした、朝の風景でした。
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