グルテンフリー
小麦粉を食べると具合の悪くなる人がいます。
そういう人は、小麦粉を食べる量を減らすことで、改善する場合があります。
いつも だるい 眠い と訴える、小麦粉に過敏性のある、みゆきクリニックに通院されているある患者さん。
食事の重要性を説明し、小麦粉を減らす工夫するよう指導しました。
小麦粉はかなり頑張って減らしている、と患者さんは言っていました。
しかし、なかなか改善しない。
何故だろう・・・と不思議に思いながら 「昨日の夜は何を食べましたか?」 と聞いたところ
「パスタです」 とのお答え・・・・。
「え・・・? パスタですか?」
「はい、週のうち半分はパスタを食べています。」
「あのー・・・小麦粉、減らすよう、話しましたね?」
「え、パスタって、小麦粉なんですか・・・」
「・・・・・」
他にも、このところ症状の悪化していた患者さん、悪くなる要因がないにも関わらず、
悪化していくので、不思議に思い、確認したところ、
「小麦粉は食べてません、パンは全然食べなくなりました」 とおっしゃる。
そこで、この1週間、何を食べたか具体的に聞いてみると
「昨夜は焼きそばを食べました」 とのお答え。
「焼きそばですか・・・? 麺類はよく食べるの???」
「はい、週のうち3-4回は麺類です。うどんもよく食べます」
と、堂々とおっしゃる。
「麺類は小麦粉ですよ」 と伝えると
「え、焼きそばもうどんも小麦粉なんですか?えええ??」
グルテンに過敏性を示す患者さんに食事指導をする時は、「小麦粉を減らしましょう」 ではなく
より具体的な指示が必要ということを教えて頂きました。
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