精神分析的精神療法 と 分子整合医学 6
[2024.10.01]
日本では、精神療法・カウンセリングと言えば、認知行動療法が主流になっています。
誤解を恐れずに言うなら、この状況は、フランス料理を食べたことのない人が、
ハンバーグをフランス料理だと言っている様なものと、言えなくもないのです。
決して認知行動療法を否定している訳ではありません。
フランス料理(精神分析)は何だか堅苦しくて敷居が高いので、
マックでハンバーガー(認知行動療法)を食べる方が気楽だし安くて良い、
と思われる方も沢山いらっしゃるでしょう。
問題は、本来、フランス料理を提供するべき人にまで、マックのハンバーガーを
「これはアメリカで生まれた最上級の料理です」
と言って供している様な現状になってしまっていることです。
厚生労働省も、そのようなミスアンダースタンディングをしてしまっているように思えてなりません。
精神分析的精神療法(フランス料理)の技法の一部を取り出してフォーカスしたものが
認知行動療法と言うこともできます。
精神療法と一口に言っても、精神分析、認知行動療法、対人関係療法、森田療法等、
様々あって、その人の病態水準や経済的な事情や、パーソナリテイの傾向等を勘案して、
精神療法を選択することが,本来あるべき姿でしょう。
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