ソクラテスの死
[2016.11.09]
古代ギリシャの哲学者、ソクラテスは、人々の意識を目覚めさせ真理を解こうと、
街角で辻説法をしていたと言います。
しかし、真理とは、しばしば苦いものです。
「いま、国にはお金がないから、皆で苦しいのを我慢しよう」(真理)
と言う話は、聞きたくない話かもしれません。
「国にお金がないのは、外国に資本をとられたからだ、悪いのは外国だ」
と言えば、それが真理でなくても、皆そうだそうだと喜ぶかもしれません。
苦いけれども真理を説こうとしたソクラテスに、次第に反発する人が増え
「人心を惑わす悪い奴」という評判がたち、
「ソクラテスに死を」という声が高まり、人々は熱狂しつつ、
ソクラテスに死刑を宣告します。
ソクラテスはとらえられ、毒薬を飲まされ、死にました。
こういうのを、愚衆政治というのだそうですが・・・。
今のアメリカで、まさに愚衆政治が勝ってしまいました。
まさかのトランプ大統領。
日本も愚衆政治にならないよう、皆で気を付けなければ・・・。
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