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ブラボー 高橋大輔さん

[2012.04.22]

国別対抗フュギュアスケート 男子シングル 419日ショートプログラム 20日フリー 高橋大輔さんの二日続けてのノーミスでの完璧な演技、ご覧になりましたか?

 

あれだけ完璧な演技だったのですから、トータル276.72点もの高い得点は当然として、

解説の方も「人の領域を超えた演技」と評していましたが、

本当に神様が降りたって高橋大輔さんを守っていたかのような、素晴らしい表現でした。

 

 

音楽には人の心を熱くさせる力がありますので、スケートではドラマチックな音楽が

使われることが多い様ですが、高橋大輔さんはあえてブルースのブルーな色彩の曲で、

音楽の熱狂的な力に頼らずにあれだけの演技をしたのですから、本当に凄い

としか言いようがありません。本当に凄いものを見せて頂きました。

 

 

4回転ジャンプも安定していましたし、ステップも、笑顔も素晴らしか

った。

でも敢えて言うなら、腕の表現も素晴らしかった!!

 

とても地味に思えることですので、注目されにくいことですが、男性で

あれだけ腕の表現に繊細な神経の行き届いた演技の出来る人は、

スケーターではまず見たことがないですし、バレエダンサーでも

ごく少数なのではないでしょうか。

 

 

私はスケートのことはよく分りませんが、通常、大技の4回転ジャンプ等に入る前の

助走は演技の中に入らないと考えるのか、凡庸なものになりがちに思いますが、

高橋大輔さんはそこを単なる助走にしないで、腕や脊椎の優雅な動きで観る者を

飽きさせない、全ての動きに美しさを追求した、完璧な演技でした。

 

 

ここまで細やかな気配り、繊細な動きを振り付けた方、

腕や脊椎の動きの細かいところまで指導したスタッフの方々にも、脱帽です。

 

 

あの繊細な柔らかな腕や脊椎の動きがあるからこそ、

ジャンプやスピンやステップをしていない時ですら、観る者を魅了し、

ダイナミックな演技が更に美しく際立つのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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