多剤併用療法(1)必要のない場合も多い
多剤併用療法とは?
他の医療機関へ通院されていた方で、みゆきクリニックへ転院されていらした患者さんの処方箋を見て、
余りの薬の多さに唖然とさせられることが少なくありません。
多剤併用療法を余儀なくされる病態もあり、やむを得ない場合もありますが、
必要の無い患者さんにまで、大量の薬が処方されているケースがあり、問題です。
大量の薬を処方されて、ロレツも回らず、フラフラになり、表情もなくボーとして、
日常生活にも支障をきたす程の状態で転院されて来ます。
おそらく患者さんが来院の度に「不安だ」「やる気が出ない」「夜何度も目が覚める」と訴えるので、
医師はそのたびに薬を増やしていって、次第に多剤併用になっていったのでしょう。
患者さんが症状を訴える度に薬を増やしている?
医師も決して悪気があってしているのではないことは分りますが、
患者さんが症状を訴えるたびに薬を増やしていると、その必要がないにも関わらず、多剤併用になりがちです。
患者さんにとっては、お医者さんが出してくれた薬なのだから、これで良くなるはずと、
効果を期待して、良くなりたい一心で、飲み続けるのでしょう。
しかし、症状が改善しないまま、生産性も低下し、活動性も乏しく、ボーとして一日中を過ごす・・・
果たしてそれが適切な医療と言えるでしょうか・・・?
みゆきクリニックの減薬
みゆきクリニックでは、多剤併用療法をしていた患者さんには、
オーソモレキュラー療法を受けて頂きながら、1~2年かけてゆっくり薬を減らしていきます。
薬を減らすだけで改善する場合も多い
薬を減らしていくに従い、無表情だった患者さんに表情が戻ってきて、徐々に自然な笑顔を取り戻していく様子を見るにつけ、
人としてごく普通の、当たり前の日常を送って頂きたいと、願わずにはいられません。
医療がそれを妨げるようなことは、あってはなりません。