αリポ酸 3
αリポ酸を注射した結果、数日後に亡くなるはずだった毒キノコ中毒の患者さんは
2週間で劇的に回復し、いまでも御健在で、以来数十年に渡り、Dr.BBと交流があるそうです。
Dr.BBも、患者さんも、思いもよらない好結果にとてもハッピーだったのですが・・・
Dr.BBは、FDA(日本の厚生労働省のような所)の認可していない未承認薬を
大学病院で勝手に使った、ということで、上級医師や病院から、強くお叱りをうけたそうです・・・。
αリポ酸は、あるHLA(白血球の型)のタイプによっては、低血糖を起こすことがあり、
このHLAの型は白人より東洋人に多いと言われていますので、
αリポ酸の点滴をなさる前に、血液検査で調べておく必要があります。
高い検査ですので、調べるだけで数万円かかりますが・・・。
飲み薬のαリポ酸を飲まれる場合、血液検査でHLA型を調べるまでしなくても良いと思いますが、
動悸、口渇、冷や汗、イライラ、等の低血糖の症状が現れたら、念のため、服用を中止して下さい。
補足
Dr.BBは、その後の医師としての人生を、αリポ酸による治療の普及に努めることになります。
彼の御実家は、禁酒法時代にシカゴでキャバレーを経営していたとか・・・。
禁酒法時代の話しを始めると、ジョークを連発して、なかなか楽しい方です。
シカゴのキャバレーと言えば、アル・カポネですが、彼の父親、あるいは祖父は、
アル・カポネではありませんので、念のため・・・。
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